AWS資格を取得しようとしていると、
「SAAとSAPって、実際どれくらい難易度が違うの?」
と気になる人も多いと思います。
自分はSAAとSAPの両方を受験し、
- SAA:781点
- SAP:819点
で合格しました。
結論から言うと、
試験そのものの難易度はSAPの方が高いです。
ただし、実際に両方受験してみると、
「SAPの方が試験中は安心して受けられた」
という少し意外な感想になりました。
自分の感覚を一言で表すなら、
試験そのものはSAP。でも合格の不安定さはSAA。
です。
この記事では、実際にSAAとSAPを受験して感じた難易度の違いについてまとめます。
SAAとSAPを受験したときの結果
まず、自分が受験したときの状況です。
| SAA | SAP | |
|---|---|---|
| スコア | 781点 | 819点 |
| 勉強期間 | 約2週間 | 約2週間 |
| メイン教材 | CloudTech | CloudTech |
| 問題演習 | 約300問・3周 | 約300問 |
| 結果 | 合格 | 合格 |
SAAについては、約300問を3周しました。
ただし、自分はもともとSAP合格を目標にAWS資格の勉強をしていました。
そのため、SAAだけに合格することを目的にした勉強ではありません。
SAAはSAPを受験する前の、自分の実力確認という意味合いが強い試験でした。
結論:試験そのものはSAPの方が難しい
単純に試験の難易度を比較するなら、SAPの方が難しいです。
特に大きく違うと感じたのが、問題文の長さと理解の難しさでした。
SAAでは、
知識があれば解ける。知らなければ解けない。
という感覚の問題が比較的多かったです。
一方でSAPの勉強を始めたときは、そもそも、
「問題文が何を言っているのか分からない」
という状態になりました。
知識以前に、長い問題文の中で、
- 現在どんなシステム構成なのか
- 何が問題になっているのか
- 何を実現したいのか
- どんな制約があるのか
を整理しなければいけません。
ここがSAAからSAPに進んだときに、一番難しくなった部分でした。
SAPは最初、問題文そのものが理解できなかった
SAPの問題演習を始めた当初は、問題文を読んでも状況を理解できないことがありました。
そこで、いきなり問題数を増やすのではなく、まずテキストを読みました。
問題文の中に理解できないサービスや構成が出てきたら、その部分を潰す。
そして、もう一度問題文を読む。
これを繰り返して、
まず問題文を理解できる状態
まで持っていきました。
SAPでは単一サービスの知識だけではなく、複数のサービスを組み合わせた構成を理解する必要があります。
そのため、
問題を解く以前に、問題文のシステム構成を頭の中で再現できるか
が重要だと感じました。
ここはSAAとSAPの大きな違いでした。
SAAは「知っているか知らないか」の影響が大きい
一方、SAAで難しいと感じたのは別の部分です。
自分がSAAを受験して感じたのは、
結局、知らないものは解けない
ということでした。
もちろん問題文から推測したり、選択肢を消したりすることはできます。
それでも、自分が知らないサービス・機能・仕様について問われた場合、最後は知識の有無に左右されます。
そして、そういう問題が本番でまとまって出てしまえば、点数は下振れします。
しっかり勉強していたとしても、
「たまたま自分が知らないところを多く引いた」
という影響を受ける可能性がある。
これが、自分がSAAをSAPより不安定な試験だと感じた理由です。
SAAでは約8問をあえて未回答にした
自分はSAA本番で、少し変わった受け方をしました。
解答理由まで自分で説明できる問題だけ回答する
というルールを決めて受験しました。
迷ったけれど、
「たぶんこれだろう」
と思った問題についても回答しませんでした。
最終的に、8問程度を未回答のまま試験を終了しています。
なぜそんなことをしたのか。
自分の本来の目的が、SAA合格ではなくSAP合格だったからです。
SAPを受験するのであれば、
SAAでは多少下振れしても合格できるくらいの実力が欲しい
と考えていました。
そのため、運良く正解した問題を点数に含めて実力を判断したくありませんでした。
「なぜこれが正解なのか」を説明できる問題だけで、どこまで点数が取れるのか。
それを確認したかったわけです。
結果は781点で合格。
スコアを見たときの感想は、
「まあ、妥当だな」
という感じでした。
8問程度を未回答にした状態でも合格できたことで、SAPを受験する前の実力確認としては十分でした。
SAPの方が勉強した実力が点数に出やすいと感じた
SAPはSAAより難しい。
それでも、自分が本番で安心して受験できたのは、
SAPの方が勉強した実力が結果にはっきり出やすい
と感じたからです。
自分が実際に受験した感覚では、問題数が多いSAPの方が、一部に分からない問題があっても試験全体への影響を感じにくく、実力が点数に反映されやすいと感じました。
また、自分が実際に受験した感覚では、細かい知識だけを問うような「重箱の隅をつつく問題」もSAAより少なく感じました。
そのため、
しっかり仕上げた人は、その実力に近い点数へ収束しやすい。
逆に言えば、大きな上振れもしにくい代わりに、大きな下振れもしにくい。
自分は試験で上振れることより、
「ちゃんと勉強したのに本番で下振れて落ちる」
ことを避けたいと考えていました。
だから試験自体はSAPの方が圧倒的に大変なのに、試験中の安心感はSAPの方がありました。
SAP本番では最初の2問で「終わった」と思った
もちろんSAP本番が簡単だったわけではありません。
むしろ最初の2問はかなり難しく、
「終わった……」
と思いました。
ただ、そのまま進めていくと、
「あー、このパターンね」
と判断できる問題が増えていきました。
SAP対策では、問題文から重要な要素を抜き出し、
- なぜこの選択肢が正解なのか
- なぜ他の選択肢が不正解なのか
まで説明できる状態を作る勉強をしていました。
そのため、本番でも勉強した判断パターンを使える問題が多くありました。
途中からは、分からない問題が出ると、
「お、珍しいな」
と思うくらいでした。
最終的には819点で合格しています。
自分がSAP対策で行った勉強方法については、別の記事で詳しくまとめています。
→ AWS SAPに2週間で合格した勉強法|819点を取った「再現性」重視の問題演習
SAAとSAPの難易度を比較するとこうなる
実際に両方受験した自分の感覚をまとめると、こんな感じです。
| 比較項目 | SAA | SAP |
|---|---|---|
| 必要な知識量 | 多い | かなり多い |
| 問題文 | 比較的シンプル | 長くて複雑 |
| 構成理解 | 必要 | かなり重要 |
| 知らない問題の影響 | 大きい | 比較的小さい |
| 本番の下振れ | 感じやすい | 感じにくい |
| 集中力 | 普通 | かなり必要 |
| 試験そのものの難易度 | 難しい | かなり難しい |
| 個人的な安心感 | 低め | 高め |
要するに、
SAAは「知っているか」が重要。
SAPはそこに加えて、
「長い問題文から状況を理解し、複数の知識を組み合わせて判断できるか」
まで求められる。
だから試験そのものはSAPの方が難しいです。
しかし十分に仕上げてから受験するのであれば、SAPはその実力が比較的素直に結果へ出てくれる試験だと感じました。
SAAに受かっていればSAPも受かる?
これは、
「SAAに合格したから、そのままSAPにも合格できる」
という意味ではありません。
SAAからSAPでは、問題文の長文化・構成の複雑化によって要求される理解度がかなり上がります。
自分もSAP対策を始めたときは、まず問題文を理解できるようにするところから始めました。
ただ、SAAの知識がSAPで無駄になるわけでもありません。
SAAで学んだ各AWSサービスの知識を土台にして、
「複数サービスを組み合わせたときにどう設計するか」
まで引き上げていく感覚でした。
そのため、自分のように最終目標がSAPであっても、途中でSAAを受験して実力を確認するのはアリだと思います。
自分の場合、SAAで8問程度をあえて未回答にして781点を取れたことで、
「この状態ならSAPに行っていい」
という自信につながりました。
まとめ:難しいのはSAP、怖かったのはSAA
SAAとSAPの両方を受験して感じた違いを一言でまとめるなら、
試験そのものはSAP。でも合格の不安定さはSAA。
です。
SAPは問題文が長く、必要な知識量も多く、試験時間も長い。
純粋な難易度ならSAPの方が上です。
一方で、十分に勉強した状態で受験するのであれば、自分はSAPの方が実力を発揮しやすい試験だと感じました。
SAAは比較的シンプルな問題が多い反面、知らない知識を問われるとどうしようもない。
その問題が本番で固まれば、下振れる可能性があります。
自分は上振れを狙うより、下振れを避けたいタイプでした。
だから、
難しいはずのSAPの方が、試験中は安心して受けられた。
これが実際に両方受験した自分の感想です。


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