AWS SAPは実務経験なしでも合格できる?AWSほぼ未経験から819点で合格した話

AWS資格

AWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP)を受験しようとすると、

「実務経験がないと厳しいのでは?」

と気になる人もいると思います。

自分もSAPを受験しましたが、AWSの実務経験はありませんでした。

AWSを本格的に勉強する前の知識も、AWSについてはほぼゼロ。

IT全般については基本情報技術者試験に合格している程度の知識はありましたが、AWSを仕事で使っていたわけではありません。

ハンズオンについても、SAP対策としてはほぼやっていません。

それでもSAPには819点で合格できました。

実際に受験した自分の結論は、

AWSの実務経験がなくてもSAPには合格できる。重要なのは、問題に出てくる構成を理解できること。

です。

もちろん実務経験がある人の方が有利な部分はあると思います。

ただ、少なくとも自分は、

「実務経験がないから解けない」

と感じた問題はありませんでした。

この記事では、実務経験なしでSAPを受験して感じたことをまとめます。

AWSを勉強する前はほぼ知識ゼロだった

自分がAWS資格の勉強を始める前は、AWSについてほとんど知識がありませんでした。

EC2、S3、VPCなどの名前や役割を最初から深く理解していたわけではありません。

IT全般については、基本情報技術者試験に合格できる程度の基礎知識はありました。

そのため、

  • ネットワーク
  • データベース
  • セキュリティ
  • Web
  • OS

といったITの基礎概念について、完全にゼロからスタートしたわけではありません。

それでも、AWSそのものについてはほぼゼロからのスタートでした。

AWSの実務経験もなかった

AWSを仕事で設計・構築・運用した経験もありませんでした。

その状態で、

SAAを勉強して受験。

その後SAPまで進みました。

最終的にSAPは819点で合格しています。

そのため、少なくとも資格試験に合格するという意味では、

「AWS実務経験がないとSAPには受からない」

とは思いません。

ハンズオンもほぼやらなかった

SAP対策として、ハンズオンもほぼやっていません。

実際にAWS上で、

「この構成を自分で作ってみよう」

という勉強を中心にはしませんでした。

理由は単純で、

仕組みを理解できれば、試験問題は解けると考えていたからです。

例えば問題文に、

  • 高可用性が必要
  • 運用負荷を減らしたい
  • オンプレミスとAWSを接続したい
  • 自動的にスケールさせたい

といった条件が書かれている。

そのとき、

「この要件なら何を使うべきか」

「この選択肢ではなぜダメなのか」

を説明できれば、問題には回答できます。

自分はそこを理解することに時間を使いました。

ハンズオンをやらなくても困らなかった

実際にSAPを勉強していて、

「実際にAWSを触ったことがないから、この問題は分からない」

となったことは、自分の場合まったくありませんでした。

もちろん、これはハンズオンに意味がないという話ではありません。

実際にAWSを触れば、サービスの動きや構成をイメージしやすくなると思います。

特にAWSそのものを理解することが目的なら、実際に触る経験には大きな価値があります。

ただ、

SAPという資格試験に合格する

という目的に限定すると、自分の場合はハンズオンを必須とは感じませんでした。

実務経験がある人の方が有利だとは思う

では、実務経験に意味がないのかというと、もちろんそんなことはないと思います。

AWSを実際に使っている人であれば、

問題文に出てくる構成をイメージしやすい

というメリットがあります。

例えば、

「ALBの後ろに複数のEC2が配置されている」

「複数AZにリソースが配置されている」

と書かれていたとき。

実際に似た構成を扱った経験があれば、頭の中に構成図を作りやすいはずです。

AWSサービスについても、普段から触っているものなら理解するまでの時間は短くなると思います。

つまり、

実務経験はプラスになる。でも、実務経験がないこと自体がマイナスになる試験ではない。

というのが、自分が受験して感じたことです。

なぜ実務経験なしでも戦えたのか

理由は、

理解できれば問題なく解ける試験だったから

です。

SAPでは長い問題文が出てきます。

最初は自分も、問題文そのものを理解するのに苦労しました。

しかし勉強を進めると、

  • 現在どういう構成なのか
  • 何が問題なのか
  • 何を実現したいのか
  • どんな制約があるのか

を整理できるようになりました。

すると、選択肢についても、

「これは要件を満たしている」

「これはこの条件に反している」

と判断できます。

必要だったのは、

実際に仕事でその構成を作った経験ではなく、その構成がどういうものなのか理解すること

でした。

SAPでは「知っている」だけではなく「なぜ」を理解した

自分は問題演習でも、正解を覚えるだけの勉強はしませんでした。

例えば正解がBだったとして、

「Bだから覚える」

では終わりません。

なぜBなのか。

なぜAではダメなのか。

Cはどういう場面なら正解になるのか。

Dはどの要件を満たしていないのか。

ここまで理解するようにしました。

そして、似た構造の問題がもう一度出たときに、同じ理由で答えられる状態を作りました。

自分はこれを再現性を取ると考えています。

この勉強方法については別の記事で詳しく書いています。

→ AWS SAPに2週間で合格した勉強法|819点を取った「再現性」重視の問題演習

勉強が進むと問題がパターンに見えてきた

SAPの勉強を始めた頃は、問題文を理解するだけでも大変でした。

しかしテキストと問題演習を進めると、徐々に問題の構造が見えるようになりました。

最終的には問題文を読んでいる途中で、

「ああ、このパターンね」

と分かることが増えました。

さらに仕上がってくると、

選択肢を見る前から「たぶんこういう選択肢があるだろうな」と予想できる

こともありました。

ここまで理解できれば、実務経験がないことはほとんど気になりませんでした。

→ AWS SAPはどれくらい難しい?819点で合格して感じた実際の難易度

「実務経験がないからSAPはまだ早い」とは思わない

AWS実務経験がない人がSAPに興味を持ったとき、

「まず何年か実務経験を積んでからじゃないと早いのでは?」

と考えることもあると思います。

自分は、必ずしもそうする必要はないと思っています。

自分自身が実務経験なしで受験して、819点で合格できたからです。

もちろん、

SAPに合格した=AWSの実務ができる

という意味ではありません。

資格試験に合格する能力と、実際の環境を設計・構築・運用する能力は別です。

ここは分けて考える必要があります。

しかし逆に、

実務ができないから資格試験にも合格できない

というわけでもありません。

資格試験には資格試験として必要な知識と考え方があります。

そこを勉強すれば、実務経験がなくても合格を狙えます。

実務未経験ならSAAから確認するのもアリ

いきなりSAPを受験するのが不安なら、SAAを一度受験してみる方法もあります。

自分もSAPの前にSAAを受験しました。

SAAでは、理由まで説明できない問題をあえて未回答にし、約8問を残した状態で終了しました。

結果は781点で合格。

これによって、

「この状態ならSAPに進んでも大丈夫そうだ」

という感覚を得られました。

実務経験がないことより、

SAPに必要な基礎知識が身についているか

を見る方が重要だと思います。

→ AWS SAAとSAPはどっちが難しい?両方受けて感じた難易度の違い

実務経験がない人ほど「理解できているか」を確認する

実務経験がない場合、実際の経験から答えを導くことはできません。

だからこそ、

本当に理解できているか

を確認する必要があります。

自分なら問題を解いたあと、

  • 問題文の構成を説明できるか
  • 何が要件なのか説明できるか
  • なぜ正解なのか説明できるか
  • なぜ他の選択肢がダメなのか説明できるか
  • 同じ構造の問題をもう一度解けるか

を確認します。

ここまでできるのであれば、

「実務経験がないから」という理由だけでSAPを避ける必要はない

と思います。

まとめ:実務経験ゼロでもSAPは狙える

自分はAWSについてほぼ知識がない状態から勉強を始めました。

AWSの実務経験はありません。

SAP対策としてのハンズオンもほぼやっていません。

それでも最終的に、

SAPに819点で合格できました。

実際に受験して感じたのは、

実務経験があることはプラス。でも、実務経験がないこと自体がマイナスになる試験ではない。

ということです。

SAPでは問題文が長く、必要な知識も多いです。

しかし、書かれている構成やAWSサービスを理解し、

「なぜこの答えになるのか」

を説明できるようになれば、実務経験がなくても問題は解けます。

実務経験がないからという理由だけで、

「自分にはまだ早い」

と決める必要はないと思います。

少なくとも、自分は実務経験ゼロから合格できました。

SAPに合格するイメージが持てるところまで理解して勉強する。

そこまでできれば、挑戦していいと思います。


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