短期間でAWS資格をいくつか受験したので、それぞれの試験を実際に受けて感じたことをまとめます。
今回受験したのは、AIF・CLF・SAA・SAP・DVAの5試験です。
単純な試験内容の紹介ではなく、
- 実際に受けてどう感じたか
- どの試験が難しかったか
- 本番ではどのくらい解けた感覚だったか
- AWS試験そのものにどんな特徴があると感じたか
といった、実際に受験した側から見た感想を中心に書いていきます。
受験したAWS資格とスコア
結果として、受験した5試験すべてに合格できました。
| 受験日 | AWS資格 | スコア |
|---|---|---|
| 2026/7/23 | AWS Certified AI Practitioner(AIF) | 736 |
| 2026/7/25 | AWS Certified Cloud Practitioner(CLF) | 827 |
| 2026/8/1 | AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA) | 781 |
| 2026/8/13 | AWS Certified Solutions Architect – Professional(SAP) | 819 |
| 2026/8/22 | AWS Certified Developer – Associate(DVA) | 837 |
ただ、試験を受けた直後の手応えと実際のスコアが一致しないこともありました。
特に最初に受けたAIFはその典型でした。
AIF:いけたと思ったら想像以上にギリギリだった
AIFを受けたきっかけは、AWSのキャンペーンです。
AIFに合格するとCLFを無料で受験できるキャンペーンがあり、さらに資格取得でもらえる50%OFFの試験バウチャーを取得した方が、結果的に安くなると考えて受験しました。
勉強期間は3日程度。
使用した教材はCloudTechのみです。
試験本番では「ミスしていても10問くらいかな」という感覚でした。
ところが結果を見ると734点。
合格ラインは超えていたものの、自分が想像していたよりかなりギリギリでした。
AWS資格一発目からこの結果だったので、
「自分が思っている手応えって、あんまり信用できないのでは?」
と結構焦りました。
このAIFの結果が、後のSAA受験にも影響することになります。
CLF:SAA・SAPを勉強していたのでノー勉で受験
CLFについては、すでにSAA・SAPに向けた勉強をしていたため、CLF専用の勉強はせずに受験しました。
AIF合格によって無料で受験できたので、
「無料なら受けてみるか」
くらいの感覚です。
結果は827点で合格。
SAA・SAPの勉強でカバーされている部分については、その知識を使って回答しました。
一方、CLF特有の問題については分からないものもあったので、そこは勘で回答しています。
自分にとってCLFを取得した大きなメリットは、資格取得による50%OFFバウチャーが増えたことでした。
これによって、後続のAWS試験を同時に割引価格で申し込めるようになりました。
SAA:SAP前の実力チェックとして受験
もともとの目的はSAP合格だったため、当初SAAを受験する予定はありませんでした。
それでもSAAを受けることにした理由が、AIFです。
AIFでは自分の手応えに対してスコアがかなり低かったので、
「この感覚のままSAPを受けて大丈夫なのか?」
と不安になりました。
そこでSAP前の実力チェックとしてSAAを受験することにしました。
ただし、普通には解いていません。
SAPを受験するつもりなら、SAAについては多少下振れしても合格できる程度の実力が欲しいと考えていました。
そのため本番では、
自分で「なぜこの選択肢なのか」をしっかり説明できる問題だけ回答し、迷った問題はあえて未回答のまま終了しました。
かなり思い切ったことをしています。
最悪落ちても失うのは50%OFFバウチャー1枚。
それより、この条件で合格できればSAPを受けるうえで大きな自信になると考えました。
結果は781点で合格。
点数自体は高くありませんが、この受け方で合格できたことの方が自分にとっては重要でした。
結果的に、SAP前にSAAを受けておいてよかったと思っています。
SAP:今回の本来の目的
今回のAWS資格取得で、本来の目的だったのがSAPです。
受験前にいろいろな合格体験記を読んでいましたが、
「初見の問題が多くて解けなかった」
という話もあり、直前まで普通に不安でした。
ただ、合格体験記などで紹介されている勉強量は自分もこなしていました。
最終的には、
「これで自分が落ちたら誰が受かるねん」
くらいのマインドで試験に臨みました。
試験時間は3時間。
途中でトイレに行きたくなるのが嫌だったので、朝から水分量まで調整しました。
そして本番。
最初の2問がめちゃくちゃ難しい。
開始直後は、
「終わった……」
と思いました。
ところが、そのまま進めていくと印象が一気に変わりました。
「あー、このパターンね」
と判断できる問題が増えていき、かなりスムーズに回答できるようになりました。
途中からは、分からない問題が出てくると、
「お、珍しいな!」
と思うくらいでした。
ただし、60問くらい解いたところから明らかに集中力が落ちました。
SAPはとにかく長い。
それでも、それまでの回答状況から考えて、多少集中力不足によるミスが発生しても合格ラインは超えているだろうという感覚がありました。
最後の方は長文を読むこと自体に疲れて、
「だいたいこれだろー」
くらいの感覚で回答していた問題もあります。
それでも試験終了時点では合格している確信がありました。
結果は819点。
帰りにミスドを買って帰りました。
おいしかったです。
DVA:SAPに受かっているならかなり楽
DVAは、自分の環境では取得するとメリットがあったため受験しました。
結果は839点。
感想としてはかなりシンプルです。
SAPに受かっている人なら、かなり合格しやすい試験だと思います。
もちろんDVA固有の知識はありますが、SAPまで勉強して合格できるAWSの基礎力がある状態なら、必要な部分を補強すれば十分対応できる印象でした。
一番難しかったAWS試験は?
単純な物量で考えれば、間違いなくSAPです。
問題文は長く、問題数も多く、試験時間も3時間あります。
集中力という意味でも一番大変でした。
ただ、個人的にはSAPには一つ大きな救いがあると感じました。
問題数が多いことです。
問題数が多いため、一部に知らない問題が出ても試験全体への影響が小さくなります。
また、しっかり勉強していれば見たことのあるパターンも多く、実力が点数に反映されやすい試験だと感じました。
そのため、
「たまたま本番で苦手な問題ばかり出て落ちた」
ということが比較的起こりにくい。
逆にSAAは、知らないものは知らないので解けません。
問題の偏りによっては、しっかり仕上げていても自分の知らない問題が固まり、点数が下振れる可能性はSAPより高いと感じました。
つまり、
物量・疲労・要求される知識量ならSAPが一番難しい。
一方で、
実力を安定して点数として出しやすいのもSAP。
というのが実際に受けた感想です。
AWS試験は「出題者との会話のゲーム」
複数のAWS試験を勉強していて、一番強く感じた特徴があります。
AWS試験は、
「出題者が何を聞きたいのか」を読み取る試験
だということです。
AWSには似たような役割を持つサービスや機能がたくさんあります。
その中から一つを正解にするためには、問題文のどこかに必ずサービスを区別するための条件が必要になります。
例えば、
- 最もコストを抑えたい
- 運用負荷を最小化したい
- 高可用性が必要
- リアルタイム性が必要
- 既存環境をできるだけ変更したくない
といった条件です。
似たサービスを選択肢として並べる以上、出題者側も「なぜこれが正解なのか」を成立させなければいけません。
だから問題文や選択肢を読んでいると、
「この条件を書いているということは、これを選ばせたいんだな」
という出題者の意図が見えてくることがあります。
知識だけで選択肢を見るのではなく、
なぜこの文章が問題文にわざわざ書かれているのか?
まで考える。
自分にとってAWS試験は、
出題者と回答者の会話のゲーム
という感覚がかなり強かったです。
サービスを暗記するだけではなく、この「会話」ができるようになると、一気に問題が解きやすくなりました。
全体を通して感じたこと
AWS資格を複数受験してみて感じたのは、資格ごとに完全に独立した試験ではないということです。
一つの資格のために勉強した知識が、そのまま次の資格でも使えます。
特に上位資格まで勉強すると、それより基礎的な資格では新しく覚えることがかなり少なくなりました。
また、最初のAIFでは自分の手応えと実際のスコアにかなり差がありました。
そこからSAAを実力確認として受験し、最終目標だったSAPに合格。
その後DVAまで受験しました。
結果として5試験すべて合格できましたが、一番大きかったのはAWSサービスを個別に暗記することより、
「似たサービスをどう区別するか」
そして、
「問題文から出題者の意図をどう読み取るか」
という考え方が固まったことだと思います。
AWS資格をこれから受験する人には、単純なサービス暗記だけではなく、
「なぜこの問題では、このサービスでなければならないのか」
を説明できるところまで考えて問題演習することをおすすめします。

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